「ビル・クリントンー停滞するアメリカをいかに建て直したか」

 

 なんとなく目につき、Kindleで落として読んでみました。

ああ、ああいうことがあったな、こういうことがあったな、と思い出しつつ読み進めましたが(クリントンのスキャンダルを含め)、クリントンが、支持を高めるため、敢えて中道路線を志向し実行したことには、現在の日本の政治状況の中で、野党勢力が学ぶべきものがあるのではないかという印象を受けました。

ただ、そのようなクリントンの路線も、その後のアメリカ民主党においては左派寄りに修正され、国民の分断は深刻化して現在に至っていることも指摘されていて、今年実施されるアメリカ大統領選挙や今後の日本の政治状況を考える上でも、今、これを読んでおいて良かったと思いました。