DL違法化見送り、古屋議員「皆が納得できる法律に」 …相次いだ反対の声

DL違法化見送り、古屋議員「皆が納得できる法律に」 …相次いだ反対の声(弁護士ドットコム) - Yahoo!ニュース

自民党の文部科学部会・知的財産戦略調査会合同会議(2月22日)では、改正案がいったん承認されたが、党内でも懸念が広がり、総務会(3月1日)で「関係者への聞き取りが不十分」として差し戻された。さらに、安倍首相がダウンロード違法化拡大の削除を指示したと報道されるなど、まさに異例の展開をたどっていた。

 ダウンロード処罰にかかる著作権法改正案の国会提出が、とりあえず見送られたということで、それ自体は良いことですが、最終的に断念されたわけではなく、今後の動向を注視して、必要な反対の声を上げていく必要があります。

問題だと思うのは、これだけ問題だ、問題だといろいろな人が言っているのに、文化庁はそういった声を法案に反映させない、自民党も、当初は文部科学部会で問題ある法案がそのまま通ってしまう、という経緯です。総務会で差し戻しになったとはいえ、こういった経緯には「官邸優位」「党の影響力低下」と言われる側面が看取されるようにも思われ、政権党への国民の不信感にもつながるようなものもあるようにも思われます。

今後の法案修正、再提出に当たっては、反対論にもきちんと耳を傾けて、必要な修正をして欲しいものです。