自民党京都府連「選挙買収」疑惑 新たな内部文書と証言「選挙活動を頑張ってもらうため」(文春オンライン) - Yahoo!ニュース
『文藝春秋』3月号で10ページにわたり報じた自民党京都府連の選挙買収問題。京都における国政選挙の際に、自民党候補者が選挙区内の府議・市議に50万円を配っていた事実を内部資料と複数証言で報じたものだが、この問題が国会で取り上げられ、大きな反響を呼んでいる。
こういった問題は、現在、広島で問題になっている参議院・河井派の選挙違反事件にも共通するものがあるのですが、一方で選挙違反(買収・被買収)が違法行為として取り締まられ、他方で政治活動の自由があって政治資金をやり取りすることはできて、その線引を、一律、明白に行うことは極めて困難であることが1つの出発点になるでしょう。
日常的な政治活動の延長線上に選挙というものがあるわけで、政治資金のやり取りを何でもかんでも選挙に引き寄せ始めたらキリがありませんし、さりとて、政治活動を免罪符のようにして買収行為を行うことが許されないことも言うまでもありません。
具体的な状況の中で、政治家の自律、自制も効かされつつ、適法性が担保されざるを得ないと私は考えますが、上記のようなバランスを失した、一方に偏した見方には危険なものがあり、常に、一方に偏しない見方、取扱、処理がされなければならないことを強く感じます。