<経産省>取材限定ルール 異例の全執務室施錠

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170226-00000004-mai-bus_all

毎日新聞が入手した内部資料によると、庁舎管理の厳格化のために全執務室を施錠し、職員以外の入室を禁止。取材を含む外部訪問者との面談は執務室外の会議室で行うことをルール化した。取材対応は管理職(課長・室長級)以上に限定したうえで、メモを取る職員を同席させ、取材内容を広報室に報告するよう求めている。幹部らの自宅周辺の約束なしでの取材は原則受け付けず、やむを得ず取材を受けた場合も広報室に報告を要請している。

昭和の終わりから平成の初め頃の、私が司法修習生や新任検事として見ていた「役所」は、出入口でのチェックも今のように厳格ではなく、各執務室も開けっ放しで、昼休みになると保険の外交員のおばさんが、誰もいない部屋に入ってお菓子とかガムとかを置いていったりしていて、ちょっとどうよ感を感じていたものでした。机上に書類を出したままで席を外しているような場合もあって、きちんと施錠して管理するのは基本という気がします。また、取材対応をどこまで行うかについても、管理職以上に限定するというのは、いい加減な情報が出ないためには一定の必要性が(取材を受ける側には、ですが)あるでしょうし、自宅周辺を記者がうろちょろしてチャイムを鳴らしたりまとまりついてくる、家の中に入ってきて酒を飲んだりしながら話すといったことも、本人だけでなく家族にしてみても迷惑なこともあるようで、合理的なルールはあったほうが良い気がします。取材する側や関係者の意見も聞きつつ、必要な見直しは今後行っていく、というところでしょうか。