http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170108-00000033-jij-pol
野党共闘に関しては「もう課題ではなく、前に進めるべき時に来ている」と述べ、候補一本化へ調整を加速させる考えを表明した。
現行の衆議院における小選挙区制(比例代表も併用されていますが)の下では、二大政党制を基本とし、いずれもが常に政権担当可能な状態にあって、野党である間は、単に反対ではなく対案を提示して臨む、そういう状態にならないと、単に政局、政争に明け暮れるだけでなかなか良い方向には進まないでしょう。
また、二大政党のうちの一方が、財界や富裕層(だけではないですが)を支持基盤とする自由民主党である以上、もう一方は、労働組合、一般国民(主として富裕層以外の)を支持基盤とする政党というのが、二大政党制のあり方としてはやはり自然ということになるだろうと思います。現状では民進党でしょう。
ただ、当面、民進党だけで対抗するにはいかにも弱さがあり、野党間で一致できる点をうまく見出して、現政権、与党が進めようとしているものに対して、きちんと対案を示して反対すべきは反対していく、そういう流れを作ることで、国民の選択肢が増え、今以上に民意が反映される、より適切な選択ができるようになるのではないかと思います。その意味で、野党共闘をいかに進めるかは重要かつ緊急の課題だと思います。