「このプラチナカードで」、“どや顔”が消える時代に失うモノ

http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/watcher/16/110700001/122500015/?rt=nocnt

マスターが言うにはお会計のときこそ、お客さんがどや顔で輝く瞬間なのだという。一緒に連れてきた後輩と思わしき部下や異性を前にさっそうと金色や白金色に輝くブランドカードを置く。「その瞬間に使えませんなんて言ったらメンツが潰れちゃうんだろうね」とマスターは笑っていた。
日本でついに米アップルの「Apple Pay」や米グーグルの「Android Pay」が始まった。ふと、あのときにした会話が思い出された。クレジットカードをスマホアプリに登録して利用するこの手のサービスが世の中に広く普及したとき、どや顔をしていた人たちはいったいどうなってしまうのだろうと、疑問に思ったからだ。

私は、こういう見栄は張らず興味もないほうですが、クレジットカード関係のサイトを見ていると、上記の「マスター」が言うような感覚の人が大勢いて、クレジットカードというのはこういう人々に支えられているのだなと感じた、その印象が記事を読み改めて思い出されました。
確かに、Apple Payなどでは、クレジットカードそのものは出さずに端末をかざして決済するので、見栄を張る場面がなくなってしまいますが、見栄を張りたい人は敢えてそういう手段ではなくカードを取り出して見せながら決済するのでしょう。
ただ、社会的に評価の高いクレジットカードを持ちたい、持てるように頑張りたいと、それを目標にして、というのは、モチベーション、活力になりますから、悪いことではないとも思います。
サービスが便利になればなるほど、そこで見栄を張るというのが難しくなる面は確かにあって、嬉しくもあり寂しくもありという感じでしょうか。