NHK大河ドラマ「真田丸」がなかなかおもしろく、毎週日曜日の夜を楽しみにして観ているのですが、ドラマで描かれている時期の大きな流れを再確認しておこうと思い、これを読んでみました。著者らの著作はこれまでにも読んだことがあって、重複する部分もありましたが、現在、研究者が到達している水準はここまでである、ということがよくわかり、参考、勉強になる内容でした。
興味深かったのは、最近までの大坂城や周辺の発掘調査結果がいろいろと紹介されていたことで、こうした実証的な手法により、従来は見えていなかったものが見えてくるものだなと感じました。
なお、大阪城外にあった真田丸については、
歴史秘話ヒストリア「徹底解明!これが“真田丸”だ〜地中に残された幻の城〜」
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20160319#1458389396
で紹介されていたような最新の研究結果は、この本ではでていませんでした。そこは、現在、読みかけている
のほうでより具体的に紹介されていて、今後、さらに読んでみるつもりです。