Apple「iPad Pro 9.7インチ」で電子書籍を試す

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/ebook/20160405_751541.html

結論から言うと、iPad Air 2と同様、電子書籍の閲覧に向いた端末という評価になる。画面比率は4対3で本のページの縦横比に近く、余白が出にくいことに加えて、9.7型というサイズを活かして単行本に近いサイズでの見開き表示にも対応する。電子書籍閲覧を目的とするユーザーに、安心して勧められる製品だと言える。
ただし約437gという重量は、手で長時間保持しながら読書するにはやや重い。通勤通学時に持ち歩いて電車の中などで読書したり、ベッドサイドで片手で保持しつつ本を読むのなら、本製品より二回り小さい7.9型で、かつ約138g軽いiPad mini 4(298.8g)の方が向いているだろう。

私も比べてみたのですが、iPad mini4のほうが電子書籍の閲読には向いていますね。手に持った時の重さが、iPad mini4では気にならない程度で済むのに対し、iPadPro9.7では(あくまで比較してですが)ずしりとした重みがあり負担感があります。また、混んでいる電車の中での読書では、やはりiPad mini4のほうが気兼ねなく読書できるでしょう。電子書籍の閲読をかなり行いたい人は、他の機能(Applepencilなど)との兼ね合いも考えながら慎重に選択すべきだろうと思います。とはいえ、iPadPro9.7では重くて仕方がないというほどでもなく、慣れれば問題ないレベルですから、そこをあまり神経質に気にする必要もないとは思います。
電子書籍や新聞の電子版は、かさばらず新聞紙がゴミで出ることもなくこれに慣れてくるとやめられなくなります。そうした使い方をしてみたいと思っている人にとっても、iPadシリーズは魅力的な選択肢でしょう。