温泉に「タトゥー」は是か非か 当惑する外国人客、悩める温泉地

http://www.iza.ne.jp/topics/events/events-7634-m.html

平成25年9月、北海道の温泉施設でニュージーランド(NZ)の先住民マオリ族の伝統的なタトゥーを顔に入れていた女性が入浴を拒否され、物議を醸した。日本では東京五輪に先駆けラグビーW杯が開催されるが、NZ代表はマオリ族の血を引く選手らで編成され、伝統的なタトゥーを施している選手も多い。

日本では、入れ墨、イコール、ヤクザ、反社会的勢力という意識が根強く(そういう実態も根強くあると言って過言ではないでしょう)、入浴お断りという取扱が一般的ですが、記事にあるように、海外ではファッションとしてごく普通の人が入れていることが結構あって、外国人の訪日客が増える中、こうした問題は今後ますます顕在化しそうです。
私の感覚としては、記事にもあるような、入れ墨(タトゥー)を隠せるシールをうまく使ってもらい、他の客に違和感、不快感を与えず共存するといった方向性かなと思うのですが、マオリ族のように顔中とか身体のあちらこちらにタトゥーがあると隠すといっても隠しきれませんし、包括的な解決策はなかなか見出しにくいものがありそうです。
一律、形式的に排除するのではなく、異なる文化を背景にしつつも、相互にうまく共存できるような方法を、徐々に模索しながら、積み重ねながら見出していくしかないのでしょう。