新しいMacBook、実はiPadキラーだった

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150417-00066236-toyo-soci&p=1
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特徴はとにかく、薄くて軽いことである。920gという重量は、前回レビューしたMacBook Pro 13インチと比較して3分の2程度だ。筆者が普段使っている2012年モデルのMacBook Pro 15インチRetinaディスプレイモデルに比べると半分以下の重さになる。とにかく軽く感じられる。
また、最薄部こそMacBook Airの薄さが勝るが、ディスプレイの薄型化によって、1.31cmを実現している。本体の最も厚い部分はヘッドフォンジャックの直径ほどしかない。

しばらく使っていくと、MacBookのキーボードを使っていくと、指先に込める力や、上下動を減らしても十分にタイピングをすることができるということが分かってくる。
これまでの無駄な動きが減っていき、MacBookのキーボードに最適化した動きができるようになってくると、だんだんキートップのサイズが大きくなったこと、どこを押しても同じように認識されることがメリットに変わり、新しいキーボードでも快適に素早く入力できるようになってくる。

サブノートPC、あるいはネットブックのポジションとして十分以上の役割を果たしてくれるため、パワーユーザーのメインマシンにこそなり得ないが、多くの時間をMacBookで過ごす事は、非常に現実的だと考えられる。

今週初めに、アップルストア表参道に立ち寄って、新MacBookを実際にいじって試してみました。結論から言うと、これは「買い」だなと感じ、すぐに、アップルオンラインストアで、256Gモデルを、CPUをアップグレードして注文しました。色は、新色のゴールドにして、今後、新たに導入するiPhoneiPadもゴールドにして統一感を出したいと考えています。納期は6月とのことで、人気機種だけに結構待ちますね。
私も、外観をながめたりちょっと持ち上げたりして、その薄さ、軽さには強烈な印象を受けました。見た目のスタイリッシュさも相まって、持つことに強い愛着が出る、そういう製品に仕上がっていると思いました。
いろいろと論じられているキーボードに、私も強い関心、興味を感じていて、入力して試してみたのですが、最初は、ストロークの浅さに若干の違和感を感じたものの、入力しているうちに、これは素早く滑らかに入力するには便利だなと感じました。上記の記事でも指摘されていますが、従来のキーボードよりも、ストロークが浅く、込める力が小さくて済むため、指先、というか手が楽な感じで、軽快に入力できます。キーボードに「打ち込む」動作が習慣化している人には、こういう、「打ち込めない」キーボードは違和感があるように思いますが、慣れれば、無駄な打ち込み(キーを押さえて戻る動き)や力がかなり軽減されるわけですから、指や手にかかる負担は大きく軽減されるでしょう。従来のこの種のキーボードは、ストロークが浅くてぺこぺこした安っぽさ、入力しにくさがありましたが、新MacBookでは、タッチを確実に捉える機能が高く、しかも、個々のキーが大きめで指を受けとめる機能が高くなっていて、全体として入力しやすくなっている、そういう印象を(この辺は受け止め方に個人差があるとは思いますが)受けました。私も、割りとキーボード入力は速いほうだとは思うのですが、そういう人ほど効果を実感できる、よくできたキーボードに仕上がっていると感心しました(これが、すぐに購入に走った大きな理由です)。さすがアップルですね。
上記の記事では、表題に「iPadキラー」とありますが、私は、むしろ、パワフルなメインPC(デスクトップとかハイエンドやそれに近いノートPC)を使っている人の、スマートフォンタブレットではちょっときつくてノートPCを使いたい部分、メインPCを使うほどではなく気楽にさくっと使いたいサブPCという位置づけになるのではないかと思います。USB Type-Cのポートしかない、というのも、それでも構わない、クラウドを活用し、コードをいくつもつないで使うような使い方は基本的にしないということが想定されているからだと思えば納得できます(でも不便だよな、という声も聞こえてきますが)。ハードだったりこみ入ったことをPCでしないという人にとっては十分にメインPCとして使えるものになるでしょう。
では、従来のアップルにおけるノートPCのラインナップが今後どうなるかも、関心、興味を感じるところですが、MacBookProはハイスペックのハードな使用に耐えるPCとして今後も存続するでしょう。問題はMacBookAirですが、アップルとしては新設計の新MacBookにパーソナルユースは一本化して、それで飽き足らない人にはMacBookProを使ってもらい、MacBookAirは廃番、という流れを考えているような気がします。ただ、MacBookAirも、ハイスペックのCPUを搭載しそれでいて価格が抑えられた人気機種ですから、機種を絞って存続(価格は上昇)、あるいは、徐々に縮小してフェイドアウト、ということになるのかもしれません。その辺は、おそらく、今後の需要動向を見つつ決めようとしているのでしょう。
MacBookを導入しようかどうしようかと迷っている人は、是非、実際に使って試してみることをお勧めします。人により好みは分かれると思いますが、新たなノートPCの境地が見えてくることでしょう。