入園式・入学式で活躍 ママ友で流行する「ママ名刺」とは?

http://bylines.news.yahoo.co.jp/yanagiuchikeiji/20150417-00044887/

「ママ名刺」とは、子どもと自分の氏名、住所、電話番号、メールアドレスなどが記載された名刺のこと。中には子どもの写真やパパの職業といった個人情報を書き入れることもあるそうです。その起源は女性誌「VERY」とされています。

名刺というと、所属する組織、オフィスの所在や連絡先を記載した、仕事上のものになりがちですが、今や、複数のSNSを使いこなして様々な人々とつながる、ということが当たり前のようにされていますから、個人用の名刺を別に作成しておいて、そこに、例えばFacebookやLINEなどのアカウントを、メールアドレスなどとともに記載しておけば、その後の連絡、交流が取りやすくて便利だろうと思います。
記事で紹介されている名刺は、ごく親しい人に渡すことが想定されているようで、自宅住所も記載されていますが、渡す相手によってはある程度絞った情報にしておき、その後の交流に応じて徐々に開示度を増していくべき場合もあり得ますから(SNS上で必要に応じて開示することもできます)、こういった名刺の作成にあたっては、何をどこまで記載しておくか、検討しておいたほうが良いでしょう。
記事の中でも指摘されていますが、「パパの職業」が記載されることが、互いに職業を比較して妙な序列意識へとつながってしまうのであれば、それは良好、円滑なコミュニケーションにとってプラスにはなりにくいでしょう。せっかく作成したものが、かえって相互の軋轢や不信感を踏まないような配慮も必要ではないかと思います。
ママ、だけでなく、様々な人々にとって、こういった名刺が有用な、個人が個人として重みを持つ時代が、インターネットの普及とともにやってきているという、そういう印象を受けるものがあります。