元日立社員が転職を激しく後悔! 「土下座してでも戻りたい」にネット「失敗じゃない。次行けばいい」

http://blogos.com/article/109058/

前職の日立では研究所に所属し、国際学会での発表や海外出張もあった。しかし転職先は商社系の大手IT企業の子会社で、営業力もなく開発環境も前職と比べて劣っている。待遇面も思わしくなかったようだ。

年功序列で給料の上がる日立が「羨ましい」という。日立は今年の春闘で3000円のベースアップもあった。「日立辞めなかったら今頃どうなってたかな。考えるだけで辛くなる」と、かなり落ち込んでいる様子だ。

私の「転職」経験は1回で、検察庁を辞めてヤフーに入った時でしたが、辞める直前には、本当にこの選択が正しかったのか、さすがに考えましたね。検察庁では仕事にも慣れ、自分なりにばりばりと仕事をしている意識が強く、何かと不満があったり転勤が多かったりしても、そこに身を置いていれば安定した生活は維持できる見込みが高かったですから、自分なりに、転身するプラス面、マイナス面を考えたことが思い出されます。
上記の記事を読んで感じたのは、重厚長大な組織に身を投じた場合(私もそうでしたが)、せっかく入った以上、そこで長年にわたり蓄積されてきたものを吸収するためにある程度在籍期間があっても良いのではないかということでした。大学や大学院を出て新卒で入社して、10年程度勤務すれば、かなりのものが吸収できるでしょうし、順調に伸びればそれなりに力も付くでしょう。その辺で本格的に転職を考えても遅くはないと思います。
転職するということは、転職市場に自分自身を投じて、そこでシビアに評価される(転職後も含め)ということを、転職前に慎重に考えて準備しておく必要があると思いますし、それが転職リスクをヘッジすることにもつながる、そういう気がします。