「FC2」サービスの「ほとんどを開発」──家宅捜索受けた企業とは

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140930-00000068-zdn_n-sci

FC2は1999年7月設立で、所在地は米国ネバダ州のラスベガスになっている。今回問題になった「FC2動画」のほか、「FC2ブログ」やソーシャルゲームプラットフォームなど多数のサービスを運営している。

日本語で、日本人向けにサービスを提供していても、インターネットでのサービス提供である以上、日本国内に拠点がある必要はまったくなく、むしろ、違法と合法の境目(あるいは違法に踏み込んで)で儲けようとすれば、日本国外に拠点を持って、日本国内からの民事、刑事の法的措置をかわしながら商売したほうが便利、ということになりやすいですね(勧めているわけではありませんので誤解なきよう)。
うちは海外に拠点があります、と言われれば、民事上でその実態を解明するのはほぼ不可能ですから、解明できるとすれば、強制処分が行える刑事捜査ということにならざるを得ません。
こういうことは、1つ叩いても別が出てきて、それを叩けばさらに別が出る、という、モグラ叩きのようなもので、インターネットが本質的に抱える弱点、暗部ですが、対応の妙案もなく、当面は、目に余るケースについては刑事事件として対応を進め一罰百戒を目指す、ということにならざるを得ないでしょう。