紆余曲折(というほどのことではないですが)を経て、結局、SIMフリーiPhone5の予約はキャンセルして、AU版iPhone5(64Gモデル)にすることにしました。
SIMフリーをやめるにあたり、ドコモのLTE非対応は特に問題ではなかったのですが(3Gで確実に電波をつかめば困らないし他社のLTEもこれからの状態)、FOMAプラスエリア非対応、というのが痛く、とりやめたのはこれが原因です。ドコモのFOMAネットワークをエリアマップで見るとわかりますが、本来のFOMAエリアを、FOMAプラスエリアが補完して、全体として広いエリアをカバーする、という構造になっています。FOMAプラスエリアは、よく考えられて展開されていてそれにより本来のFOMAエリアの穴が巧みに埋められています。そのようなFOMAプラスエリア非対応、ということになると、iPhoneをドコモSIMで運用するメリットが大きく減殺されてしまいます。そのような状況で、64Gモデルで現状で10万円を超える価格がついている(アップルの正規価格で買うこともできますが時間はかかります)SIMフリーiPhone5を導入するメリットが、コスト面も含め乏しいと言わざるを得ないと考えました。
SIMフリーiPhone4Sは、FOMAプラスエリアに対応していて、ドコモのSIMとの相性が良いのか、テザリングも含め、かなり快適に使えています。iPhone5は品薄状態で、いつになったら導入できるかわかりませんが、現状、iPhone4Sで通話をまかなっているので(ドコモの2番号と050PLUS)、それはそのまま維持しつつ、お財布ケータイ機能を活用しているGalaxyS3、AU版iPhone5を併用して(3台持ち、ということになってしまいますが)、たまに海外へ行く際には、SIMフリーiPhone4Sに現地のSIMを入れて使う(iPhone5を使うのであれば4Sのテザリングで使う)ということにしたいと考えています。
可能性はかなり低そうですが、今後、ドコモからiPhoneが発売されたり、iPhone4S並みの快適な利用ができるようになれば、iPhone4SのドコモSIMを整理してそちらに充てるつもりです。
iPhone4Sが、ドコモへの対応という点でも、よくできた製品であったため、今後もしばらく使う、息の長い貴重な一台となりました。