「ソーハラ」相談増加中 悩んでいるのは部下だけではない

http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/130607/ent13060716180018-n1.htm

悩んでいるのは部下だけではない。都内のコンピューター関連会社に勤める40代男性は、部下5人に友達申請をしたが、承認はゼロ。職場ではぎくしゃくした雰囲気になり、自信をなくし、うまく指示できなくなり相談に訪れた。

SNSにはSNS特有、独自の世界があるもので、リアルな関係を、そのまま持ち込もうとすれば、ぎくしゃくすることにもつながってしまいます。継続して使い、慣れてくると、そういった距離感のようなものがつかめてきて、ここは距離を置くべきところ、踏み込むべきではないところ、といったことが、感覚的にわかってくるものですが、慣れていない初心者レベルの人は、そういった感覚がつかめず、上記のような問題を抱えてしまいがちでしょう。
1つのやり方としては、ネットの世界では、よく「ロム(ROM、Read Only Memoryから来ている俗語です)」といって、読むだけ、という使い方、そういう使い方をする人がいますが、他人とはいきなり友達申請したりせず、当面は、他人との関わりはロム中心にして、その一方で、自分自身の情報発信をまめにやる、ということをやってみると良いと思います。そうしていると、徐々に、この人はこういうことを考えているんだな、なかなかおもしろいな、といったことになってきて(そうなるように励む、ということですが)、友達申請をされるような状況になってくるでしょう。されるほうを優先させ、するほうは、徐々に、控えめに進める、情報発信をまめにやって他人に認められるような存在になる、という状態になれば、「ソーシャルハラスメント」の誹りを受けずに、ごく自然にSNSの世界に身を置けるようになると思います(それを目標にする、ということですが)。
バーチャルとはいえ、人と人との関係ですから、ぎくしゃくしたり嫌な思いをすることもありますが、熱くなりすぎずクールに臨み、合わない人とは早めにすぱっと関係を断って追いすがらない、というのも、長続きするコツではないかと思います。