グーグル、死後のアカウントデータ処理方法を指定可能に--「Inactive Account Manager」発表

http://japan.cnet.com/news/service/35030752/

Gmail」のメッセージ、「Google+」のプロフィールデータ、「Blogger」の投稿、「Drive」のファイル、「Picasa」のアルバム、「Google Voice」のデータ、「YouTube」の動画などの処理方法を指示することができる。取り出したいデータを選択し、「信頼できる連絡先」に送信するようGoogleに依頼する。

Googleに自分のデータを削除してもらう時期を選択できる設定もある。3、6、9、または12カ月の不使用期間を選択する。これは、インターネット上に永遠に存在し続けるとユーザーが考えていたすべての写真、動画、メッセージを削除するという、プライバシーとセキュリティの問題を解決するための1つの方法であるとともに、使用されていないアカウントをGoogleが後ろめたさを感じることなく削除するための手段でもある。

自分が生み出した様々なコンテンツが、死後どうなるか、どうするかということは、最近、徐々に注目されつつある問題で、私も、取材を受けたり書いたりしたことがありますが、グーグルが、そこに対応してきたのはさすがだと、このニュースに接して、まず思いましたね。
具体的な利用方法がまだわかりませんが、使い方によっては(あるいは今後の仕様次第で)、自分の最後のメッセージや送りたい画像を、特定の人に送る、といったことも可能になるかもしれません。お世話になった人、御礼を言いたい人に、生前、ことごとく挨拶することは極めて困難ですが、今後は、こうしたサービスが充実することで、単にコンテンツを処理するだけでなく、きめ細かな対応ができるようになるかもしれません。内容によっては有料にしても、使いたいという人は多いでしょう。