Facebookの「いいね!」、隠しても推測できるユーザーの人物像

http://news.mynavi.jp/news/2013/03/12/135/

ユーザー自身が表に出すのを控えていたとしても、その人の「いいね!」から性別や年齢、人種、知能指数、個性、政治観などを推測できる。

あらゆる種類のデジタルデータから同様の推測が可能であり、人々が表に出したくないようなセンシティブな情報が統計的に推測できる。人々は様々な種類のデジタルの痕跡を残すようになり、個人がそれをコントロールする難しさが増している

それはそうだろうな、と素人考えでも理解できますね。数回程度ではわからないことでも、繰り返し、多数回の「いいね」を付けていてそのデータを分析すれば、おそらく、実に様々な傾向が読みとれるでしょう。
ビッグデータの利用は、本来、特定の個人ではなく、もっと大きな傾向、トレンドを読み取ろうとするものですが、こうした大量のデータが特定の個人との関係で分析、利用(悪用)されることで、プライバシーは危機的な状況に陥ってしまいます。オンライン時代のプライバシーは、前時代のプライバシー観をより深化させることで、情報(膨大な情報)の収集、蓄積、利用といった一連の場面で、より実質的かつ実効的に保護される必要がある、ということを改めて考えさせられます。