トヨタと独BMW、提携分野の拡大検討=独シュピーゲル誌

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120625-00000002-reut-bus_all

BMWは昨年12月に、2014年から欧州でトヨタディーゼルエンジンを供給することや、電気自動車用リチウムイオン電池の研究でトヨタと協力することで合意していた。
同誌によると、両社はそれ以降、他の分野における提携について検討しており、いくつかのプロジェクトについて合意に達した。提携の詳細については触れていない。

折しも、ちょっと前には

アウディの4月販売、1年強ぶりにBMW上回る
http://jp.reuters.com/article/JPauto/idJPTJE84800720120509?rpc=122

というニュースも流れていて、BMWとしては、また、トヨタにしても、このままではフォルクスワーゲンVW)に圧倒されかねない、という危機感がかなりあるのではないかと推測されますね。
最近の日経ビジネスでも紹介されていて、

Volkswagenフォルクスワーゲン モジュール化されたプラットフォーム「MQB」を発表
http://openers.jp/car/car_news/volkswagen_mqb.html

でも、

今回発表された「MQB」は幅広い車種間で共有できる母体とでもいうべきもので、長期的な使用に耐えうるアーキテクチャーとして生み出された。フォルクスワーゲンブランドのみならず、アウディ、セアト、シュコダといったグループ内での超ブランド規模の共有が前提とされており、今後発表となるゴルフとアウディA3の次世代車で最初に採用されることが決まっているほか、ポロ、ビートル、ゴルフ、シロッコ、ジェッタ、ティグアン、トゥーラン、シャラン、パサート、CCと非常に幅広いフォルクスワーゲンブランドの車種での採用が見込まれている。

と説明されているような、「モジュール化」によりグループ全体でコストを大幅に削減しつつ高性能の製品を出せる体制を、VWは着々と整備しています。
私も、最近、車を前のバージョンのVWティグアンから新ティグアンに替えて、替えるにあたり、インターネットを中心にいろいろと車に関する情報を収集して見てみたのですが、コストパフォーマンスやバランスの良い性能などで、VWティグアンを上回る車が見出せず、結局、新ティグアンに落ち着くことになりました。
VWは優れたメーカーだと思いますが、あまりにも独り勝ち状態になると、今の良さがなくなりかねないので、他社にも、うまく対抗してもらい、適度な競争の中、良い車作りを競ってほしいという気がします。