フォルクスワーゲン、アップルの「iPhone」が統合的に接続可能な「iBeetle」を発表!

http://jp.autoblog.com/2013/04/20/volkswagen-ibeetle-gets-integrated-iphone-dock-little-else/

これまでもiPhone用接続インターフェイスを標準で備えるクルマはあったが、今回のiBeetleがそれらと異なるのは、iPhoneを単にオーディオや電話機能としてクルマ側からコントロールするだけでなく、クルマの機能や情報にiPhoneを通じてアクセス出来ること。つまりフォルクスワーゲンとアップルが共同で開発することによって、双方向に密接な連携が可能な「統合されたコンポーネント」となるという。

「トレイナー」は目的地までの距離、時間、燃費などを複数のルートから比較してドライバーに案内してくれるという機能。他にも例えば会社までどのルートを通れば最も早く到着できるか、ツイッターフェイスブックの投稿を基に判断することも出来るという。

これらの他に、ハンズフリーで通話したりナビゲーションとしてiPhoneを使うことも可能。接続はダッシュボード上のドックだけでなく、無線(おそらくBluetooth)によっても行える。

スティーブ・ジョブズが、車両におけるモバイル活用に熱意を持っていたことは、既に広く知られていますが、上記のような試みは、到達点ではないものの、通過点にはなるような気がします。
現状では、運転しながらではモバイル端末利用に限界があるのはやむを得ないとしても、車両の機能としてはネットによる情報活用がかなり狭く限定されていて、iOSのSiriのような、口頭での利用もほとんどできず、未開拓のままです。ここをうまく開拓して、便利な機能を付けて製品化すれば、これだけ多くの車両が世界中で走行しているわけですから、極めて大きなビジネスにつながるでしょう。フォルクスワーゲンのような、世界中に展開する自動車メーカーが、こうした方向へ進もうとしているのは、今後を考える上で注目すべきものだと思います。
現在、乗っているのがVW車なので、できるだけ、複数のVW車でこのシステムが使えるようにしてもらいたく、そうなれば、次のVW車でこのシステムを是非使ってみたいですね。