リッツ・カールトンで学んだ 仕事でいちばん大事なこと

[オーディオブックCD] リッツ・カールトンで学んだ 仕事でいちばん大事なこと (<CD>)

[オーディオブックCD] リッツ・カールトンで学んだ 仕事でいちばん大事なこと ()

車で移動している時は、iPodで音楽を聴いていることが多いのですが、こうしたオーディオブックで読書に代替するのも無駄がなくて良いかと思い、とりあえず、これを買って聴いてみました。かなり前に、本を買って読んだような気もするのですが、オーディオブックを聴く、という作業には、結構、新鮮なものがありました。
著者は、転職して数年の間、大阪のリッツ・カールトンでマネジメントの立場にあった、という経験から、リッツ・カールトンの哲学、ポリシーについてわかりやすく語っていて、今ではかなり広く知られていることではありますが、サービスの本質、質の高い、顧客満足度の高いサービスを提供するためにはどうすべきか、ということについて、改めて考えさせられるものがありました。最近の日本では、労働者を「物」扱いして安くこき使い、不要になればゴミのように捨てる、といった手法が横行しつつありますが、そうした手法では、良質なサービスは提供できず、徐々に先細って行く、ということを、強く感じさせられるものがありました。
リッツ・カールトンの哲学、ポリシーだけでなく、長年、サービス業の世界に身を置いてきた著者の、人脈作りや人との接し方などのノウハウがいろいろと紹介されていて、特に、若手のこれから人脈を作って活躍したいと張り切っているような人に、読んだり聴いたりしてもらうと役立ちそう、というきがしました。