デジカメに対応遅れ…米コダック、破産法申請へ

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20120105-OYT1T00931.htm?from=main4

1880年代に創業したコダックは、写真用フィルムで圧倒的なシェア(市場占有率)を誇ったが、デジタルカメラへの対応が遅れ、業績が低迷している。

下のエントリーの、アップルと比較して、正に勝者と敗者、明と暗、という感じで、対照的ですね。
かつては、有償のフィルムを使っていることで、写真というものは、一枚一枚がそれなりにお金がかかっているという感覚があり、「ハレ」の場を撮る、というものでしたが、デジカメが普及し、写真は、失敗すれば削除すればよい、という気軽な感覚で、次々と大量に撮るものになりました。それと同時に、写真フィルムは徐々に廃れ、コダックのような、世界的な巨大メーカーすら破産、という状況になっているわけですから、時代の流れ、移り変わりということを、しみじみと感じます。
コダックの盛衰は、組織や人とというものがいかにあるべきか、生き残るためにはどうすべきか、ということを考える上で、コダックという組織は消滅しても、長く語り伝えられるのではないかということを感じました。