http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110925-00000000-jct-bus_all
定年制の廃止は、ベテラン社員の経験やノウハウ、スキルが活かされるメリットがある。しかし同社によると、経験豊かなベテラン社員が自身の成果をあげることを優先してしまい、若手社員の育成が疎かになってしまったという。ベテラン社員のもつノウハウなどの若手社員への伝承がうまく進まなかったと反省している。
「ベテランが職務に取り組むうえで、仕事の成果と人材育成のバランスのとり方が難しく、仕事の優先順位が崩れてしまった。(定年制を復活することで)人を育てていく企業文化を再度築き上げる」と話している。
ベテラン社員が、定年が亡くなった後に、どういった立場でどういう役割を果たすのか、ビジョンを明確化する必要があるような気がしますね。
今後、少子化が進み、労働人口は減少することが確実ですから、補うためには、皆が高齢になってもできることをやって働き続けるか、外国人労働者を大幅に受け入れるか、いずれかにせざるを得ないでしょう。後者は、抵抗も強くなかなか難しいようですから、前者の方法が、今後、必然的に進まざるを得ない状況にあると思います。高齢者が増えれば、各人に十分な年金も支給できなくなり、働いてもらった上で年金も支給して生活してもらう、ということにならざるを得ない、そういう時代が、かなりの確率でやってくると思います。
従来のカルチャー、意識を大きく変革する必要がある中、上記のような試行錯誤を繰り返しながら、徐々に、転換を図る必要性を、上記の記事を読んで感じました。