アップル「iPhone 5」発表--国内でもLTE対応で9月21日より発売

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120913-35021688-cnetj-sci

iPhone 5は事前の噂通り、4インチのRetinaディスプレイ(1136×640)を搭載。アスペクト比は16対9だ。彩度も以前より44パーセント向上しているという。「A6チップ」を搭載し、iPhone 4Sに搭載されている「A5チップ」に比べて最大2倍高速になったという。SIMの形状はmicro-SIMからnano-SIMに変更されている。
厚さは7.6mmで、iPhone 4Sよりも18%薄く、重さは112gと20%軽くなった。現在国内でiPhone 4Sを展開する、KDDIソフトバンクモバイルLTEにも対応するとしている。これは、アップルの製品発表会で明らかにされたもので、日本のアップルのウェブサイトでもキャリア名などが明記されている。なお、今回は各国で展開されるLTEの周波数にあわせ、3つのモデルを用意しているようだ。
LTEでのネットサーフィン時間は8時間、連続通話8時間、ビデオ再生10時間としており、パフォーマンスとグラフィックをパワーアップしつつ、これまで以上に長時間駆動できるバッテリを兼ね備えているとしている。なお、カラーはブラック&ストレートとホワイト&シルバーの2種類。容量は16Gバイト、32Gバイト、64Gバイトの3種類。
カメラは、8メガピクセルiSightカメラを搭載し、写真撮影は40%高速化したという。充電などを行うコネクタ形状は、従来の30ピンコネクタから大幅に小さくした8ピンの「Lightningコネクタ」へと変更された。従来のコネクタを使用するためのアダプタも2800円で提供される。
ヘッドホン端子の位置は、これまでの上部から下部へと変わり、下部にはヘッドホン端子、マイク、Lightningコネクタ、内蔵スピーカが並ぶことになる。なお、ヘッドホンも変わり、新たな「Apple EarPods with Remote and Mic」が同梱される。

日本時間の、本日午前2時から行われた発表を、インターネットの動画やツイッター等で追っていて、ほぼリアルタイムで上記のような内容を把握できたのですが、事前にリークされていた情報、噂で、かなりイメージができあがっていて、実際もそれにほぼ沿ったもので、サプライズも特になかったため、「おー?!」といった感じはなかったですね。
全体として、着実、堅実な性能向上が図られているのが印象的で、画面がより大きく、しかも軽く、薄くなっていますが、現行の4Sと大きく変わった、というところまでにはなっていないな、というのが私の受けた印象で、性能向上も次第に頭打ちになりつつある、という評価はあり得るでしょう。
私が特に興味をもっていたのは、現状でSIMフリーiPhone4SをドコモのSIMで利用しているため、nanoSIMが採用されるのか、日本でのLTE対応はどうか、ということでしたが、nanoSIMが採用され、日本のLTEにも対応している(公表されている情報を見る限りではドコモのLTEにも対応しているように見える)ということがわかりました。ドコモ(あるいは日本通信あたり)がnanoSIMを発売すれば、SIMフリーiPhone5で、ドコモの電波で(LTEも)利用する、ということが可能になってくる可能性はありそうです(あくまで可能性、ですが)。
ヘッドホン端子の位置が変わるなど、従来よりもいろいろな変更があって、アクセサリーも、iPhone5に買い替えれば、今後、新たに買い直す必要が出てきます。市場は活性化するものの、利用者の懐は疲弊する、ということにはなるでしょう。私も、とりあえず、新しいLightningコネクタ用の変換アダプタを2個ほどネットで注文しておきました。