憲法9条「変えない方がよい」67% 朝日新聞世論調査

http://www.asahi.com/national/update/0502/TKY201005020275.html

9条をめぐっては、憲法改正を目標に掲げた安倍内閣当時の2007年4月調査で、「変えない方がよい」49%、「変える方がよい」33%だったが、安倍首相の退陣後の08年調査からは「変えない方がよい」が6割台に増える一方、「変える方がよい」は2割台になり、それ以降は大きな変化はない。
日本の平和や東アジアの安定に9条がどの程度役立つと思うかを聞くと、「大いに役立つ」16%、「ある程度役立つ」54%。否定的な見方は「あまり役立たない」19%、「まったく役立たない」3%と少なかった。「役立つ」という人は若い年代ほど多い。

朝日新聞」が実施した世論調査なので、額面通りに受け取ってよいかどうかという問題はありますが、日本人の一般的な意識が垣間見えるようで、興味深いものがありますね。
その是非はともかく、憲法9条がありながら、ここまでの大きな軍事力を持つに至った日本において、9条を変えることで、一体、どういうメリットがあるのか、むしろ、現状のバランスが崩れ他国の警戒心を招くなどのデメリットののほうが大きいのではないかという考えを持つ人が多いのではないかと推測されます。
今後、憲法改正を考える上で、積み重ねられた世論調査の結果は十分考慮される必要があるでしょう。