さくらや全店閉鎖 64年の歴史に幕

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さくらやは昭和21年に創業。池袋や渋谷など首都圏の駅前を中心に出店し、規模を拡大してきた。最盛期には大手カメラ系家電量販店のヨドバシカメラビックカメラと並び「3カメ」と呼ばれた。しかし、店舗の大型化の波に乗り遅れたほか、ヤマダ電機などの郊外型家電量販店の台頭による競争激化で業績が悪化。平成18年には九州地盤のベスト電器の傘下に入り、経営再建を目指したが、その後も業績悪化に歯止めがかからなかった。

私は、昭和58年に早稲田大学に入学し、在学中の4年間(より正確に言うと、卒業後に広島での実務修習に入るまでの4年4か月間)、新宿区大久保に住んでいて、何かにつけ新宿へ行くことが多く(大久保と新宿の間はよく歩いていました)、当時から、さくらやで買い物をすることがありました。何を買ったかはよく覚えていませんが、学生が使うような、ちょっとした家電製品などを買っていたように思います。その後、社会に出てからは、パソコン、メガネ(「メガネ館」というのもあったと思います)なども買ったことがあって、最近はあまり新宿には行かなくなりましたが、10年くらい前までは、何か買い物があると、新宿へ行ってさくらやを利用していた記憶があります。それだけに店舗閉鎖には寂しさを感じます。「安さ爆発」というCMでのキャッチフレーズが懐かしいですね。
時代の流れの中で、すべてのものは同じままではあり得ず変わって行く、世の無常ということを感じますが、さくらやは、かつて、そういう店があったという人々の思い出の中へと去って行ったということなのかもしれません。