http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2678412/5098407
英政府や家族らは、シャイフ死刑囚が深刻な精神疾患を患っているとして、死刑執行をしないよう中国政府に強く要請していた。同死刑囚は2007年、タジキスタンから中国・新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)ウルムチ(Urumqi)に入国後、4キロのヘロインを所持していたとして逮捕されたが、支持者らは犯罪組織にだまされて麻薬運びをさせられただけだと訴えていた。
中国において欧州市民の死刑が執行されるのは、50年ぶりという。
薬物犯罪に対する中国当局の強い姿勢がうかがわれますね。
日本人で、中国において薬物犯罪により死刑判決を既に受けた者が複数いることが報道されていますが、英国人が死刑を執行される以上、日本人も執行される可能性が高く、日本の外務省として、死刑執行回避のため、人道上、できることがあれば早急に手を打っておく必要があると思います。
また、刑罰というものは、今のところドメスティックなもので、それぞれの国特有の事情の下、日本では考えられないような重罰が科される国というものもかなりありますから、海外において、ばれないだろう、ばれても何とかなるだろう、といった安易な気持ちで犯罪に及ぶことは厳に慎まないと、取り返しがつかないことになりかねないことは、よく覚えておくべきではないかと思います。