警視庁が取調室を禁煙に 健康対策

http://sankei.jp.msn.com/life/body/090202/bdy0902021136000-n1.htm

取調室では対策が取られておらず、容疑者や取調官が自分で持ち込んだたばこを吸うのは自由だった。禁煙措置は健康対策が目的だが、取調官が容疑者にたばこを渡すと、便宜供与とされることへの懸念もあるようだ。
大阪府警などでは、すでに取調室の禁煙を実施しているが、全国的には取調室での喫煙が可能な警察が多数派という。

警察の留置場にいて、取調官に気に入ってもらえていると(否認しているような被疑者、被告人は、まず、駄目ですが)、取調べがなくても、時々、取調室に出してもらえて、そこで、コーヒーを飲ませてもらったり、タバコが吸えたりする、というのは、警察での日常風景ですね。自白で起訴されたものの、弁護士の入れ知恵(?)などで公判で否認に転じるのではないか、などという危惧を警察が持っている場合、このようにして取調室で過ごしながら、「馬鹿なことを考えるな」「弁護士の言うことなど信じてはいけない」などと、取調官からありがたい(?)お話があったりするものです。
時々、やりすぎて、取調室で家族からの差し入れの弁当を食べさせたり、配偶者、彼氏・彼女などと2人きりで会わせたり(2人きりですから何をしてもわかりませんね)、といったことも、多くはありませんが行われることがあります(そこまで行くと、ばれれば警察官が処分されますが)。
こういった日常風景から、今後、タバコが徐々に消えることになりますが、健康のためですからやむをえません。
タバコが消えても、警察の留置場というものが存在する限り、様々な形での便宜供与はなくならず、不明朗な取調べが行われる温床いう側面は存在し続けるでしょう。