妻と義母殺害で無期確定へ=検察上告を棄却−最高裁

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090116-00000156-jij-soci

保険金目当てに妻と義母を車ごと海に落として殺害したとして、殺人罪に問われた

一審の死刑判決を破棄し、無期懲役を言い渡した二審仙台高裁秋田支部判決が確定する。

同小法廷は「残酷、非情で結果は重大」と指摘する一方、被告に前科がなく反省の態度を示したことなどから、「(無期懲役が)著しく正義に反するとは認められない」と判断した。

検察官が敢えて上告しているほどですから、最近の厳罰化傾向の中では死刑になってもおかしくない事件と言えるように思います。実際、高裁で破棄されたとはいえ、一審では死刑判決が宣告されています。判断の微妙さということを感じます。
こういった微妙さの中で死刑か無期かが分かれてくる、というところにも死刑制度の問題点がある、と感じる人も少なくないでしょう。