韓国経済“崩壊”危機…止まらぬウォン安、年末要注意 産業構造上の致命的欠陥

http://www.zakzak.co.jp/top/200811/t2008111445_all.html

昨年までのウォン高から一転、インドネシアやマレーシア通貨を上回るウォン安が進行し、1年前の半値の1ドル=1400ウォン台に下落。政府は1兆円の経済対策を発表するなどし、一時1200ウォン台に戻したが、再び下落し続けている。

海外からの投資の多くが金利の低い日本で円を借り、高金利の韓国に投資する「円キャリー取引」だったことも響き、一時100円=1500ウォンの異常な円高の中、外国投資家の資金引き揚げがとどまらない。9月までの資本収支の赤字は97年以降最大の95億ドルに上り、株価の暴落も続く。
ただ、ウォン安なら輸出で稼ぐ韓国にとって有利なはず。だが、日本の技術に依存する韓国製造業は日本から輸入した部品を組み立て輸出するため、極度の円高で9月時点で対日貿易赤字が2兆5900億円と皮肉にも対日貿易赤字ばかりがかさむ産業構造上の弱点を抱えている。

グローバル化した経済の中で、外国からの投資を呼び込むことができていたということが、上記のような「異常な円高」の中、完全な裏目に出て、つるべ落としのように(若い人にはこの表現はわからないかもしれませんが)、経済情勢が悪化しているようですね。
北朝鮮は、「将軍様」の健康状態を巡り予断を許さない情勢になっているようですが、韓国は経済問題で予断を許さない、ということになると、朝鮮半島全体が不穏な情勢になりかねず、混乱と動揺の中で、不測の事態が生じる可能性もあって、そうならないためにも、諸外国、特に日本がイニシアチブをとるなどして救済策を実行する、ということも真剣に検討されるべきでしょう。