http://www.zakzak.co.jp/top/200810/t2008100901_all.html
こうした状況に、大手証券アナリストは「理屈では説明できない水準に下落しているが、悲壮感が広がり下値のめどが立たない。このままでは、平均株価は7607円までの下落もあり得る」と悲観的な見方を示している。
私は、経済の専門家ではありませんが、過去の戦史を見ていると、将兵の「士気」ということが戦局の行方を大きく左右したケースが少なくない、ということを感じます。かつて富士川で源氏の軍勢を対峙した平氏の大群が、水鳥が一斉に飛び立つ音に、源氏の軍勢の来襲かと驚き慌て、潰走したように、人々の気持ちが後ろ向き、消極的になっているときには、何をやっても駄目、という面があるように思います。株式相場も、今はそういう時なのかもしれません。
いつも激しく動いているだけが戦いではなく、戦機、勝機を見出すべくじっと待機しつつ、うって出る時期を見計らう、ということも流れの中では必要、ということを感じます。