「日教組は解体すべき」中山国交相、自らの進退「推移見守りたい」

http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080927/plc0809271546001-n1.htm

中山氏の一連の問題発言をめぐり、麻生太郎首相に対し罷免を要求している野党側が、さらに反発を強めるのは必至だ。

日本の歴史を振り返ってみると、例えば、平氏が専横を極めると源氏が出現して平氏を打倒する、豊臣政権から人心が離れると徳川幕府がそれに取って代わる、その徳川幕府が衰えると関ヶ原の戦いの後に雌伏していた薩摩、長州が中心となって明治維新を達成し近代国家に生まれ変わる、といったように、常に反対勢力が存在することで、緊張感が生まれ、「次」があって、その中で国の発展があった、という側面があると思います。
戦時中の大政翼賛会の成立の後に何があったか、ということを見ればわかるように、そういった反対勢力が存在しなくなることは、国の発展を阻害することになり、到底好ましいこととは思えません。
その意味で、上記のような国土交通大臣の発言は、日本の長い歴史にも思いを致さない、浅薄な発言ではないか、という印象を強く受けます。