新生銀行 消費者金融・レイクを5800億円で買収へ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080711-00000013-maip-bus_all

新生銀は傘下に信販大手のアプラスも持つが、貸金業法改正でシンキやアプラスの業績が低迷。ただ、消費者金融事業を成長の柱に位置付ける戦略は変えず、レイク買収で規模拡大による収益力回復を狙う。

貸出金利が低下し、以前のような「うま味」がなくなってきている状況で、5800億円も投じて買収する、という経営判断には、素人ながら疑問を感じますね。収益力回復どころか、さらに低下するんじゃないでしょうか。
新生銀行は、以前、本ブログで、

http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20040713#p4

とコメントした

セイビング・ザ・サン―リップルウッドと新生銀行の誕生

セイビング・ザ・サン―リップルウッドと新生銀行の誕生

が出た頃は脚光を浴びていましたが、その後は低落の一方のようであり、以前は無制限に可能だったインターネットを利用した無料振込も、今や、大口預金者等を除き、わずか月に1回となってしまって、サービス低下も顕著です。私も利用者の一人ですが、顧客を馬鹿にしたサービス低下だと感じ、立腹しています。
「貧すれば鈍する」ということわざがありますが、「鈍する」一環としての今回の買収、という印象がぬぐえません。もう世の中に必要がない銀行、ということなのかもしれません。