http://nensyu-labo.com/sikaku_bengosi.htm
壇弁護士のブログ経由で知りました。
平均年収：772万円
平均月収：53.4万円
収入幅：400万円〜1億円
この種の調査では、「年収」と「所得」（収入から諸経費を差し引いたもの）がごちゃごちゃになって議論されていることが多いものですが、この「年収」は、諸経費を差し引いた後のものを指しているのでしょうか。私の感覚では、その意味での弁護士の年収の平均は、１０００万円前後くらいではないか、という気がしていますが、この世界は、「超格差社会」なので、あまり平均の話をしても仕方がないような気がします。上には上が（１億円どころではなく稼いでいる人も）、下には下が（餓死寸前という人も）、それぞれいるものです。
上記のサイトでは、
地方での独立開業も狙い目です。日本のほとんどの地方部は弁護士過疎地帯と言われ、大都市圏での開業はそれなりの営業努力が必要でも、田舎に行けば仕事は山ほど転がっています。
こうした地方で一国一城のボス弁になれば年間1億円以上の稼ぎも珍しくありません。
という紹介もされていて、日弁連関係者が読んだら喜びそうですが、「田舎に行けば仕事は山ほど転がっています。」というのは、「？？？」という印象を受けます。「こうした地方で一国一城のボス弁になれば年間1億円以上の稼ぎも珍しくありません。」とあるのも、珍しくないとまで言い切って良いのかな、という気がします。
結局、投資と開業は自己責任で、ということでしょうか。仕事をすれば、それなりに収入はついてくるものですが、世間が抱いている幻想ほど儲からないのも事実で、志は高く、生活は低く堅実に、という心がけが必要な職業ではないか、と思います。妙な幻想（特に金銭面で）を抱いて目指している人は、別の仕事を目指したほうが無難でしょう。
