中国人ジャーナリスト逮捕事件、ヤフーが和解を決定

http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2311463/2349033

人権擁護団体「World Organization for Human Rights USA」が発表した声明によると、ヤフー側は6日に行われた米下院外交委員会の公聴会での批判を受けて、和解を決定したという。和解の内容については、明らかにされていない。

記事に、「2007年11月6日、米ワシントンD.C.(Washington, DC)の議会で行われた米下院外交委員会の公聴会に臨むヤフー(Yahoo)のジェリー・ヤン(Jerry Yang)最高経営責任者(左)と、中国当局に逮捕されたジャーナリスト師濤(Shi Tao)氏の母親Gao Qinshengさん(右)。」という写真が添えられていて、母親が、背後から、何とも言えない表情でジェリー・ヤン氏を見つめるその姿が非常に印象的です。ジェリー・ヤン氏としても、自らの生い立ちや「自由」の国アメリカにおける自らの目覚しい成功、自分を成功へと導いてくれた国で、自由に敵対する行動が厳しい批判の対象になっている、といったことが脳裏に浮かんだものと推測され、いたたまれない気持ちになる場面もあったことと思われます。
お金での解決が図られたようですが、好ましいとは言えないものの、そういった解決しかなかったということは言えるように思います。