北朝鮮、次はアヘン 覚せい剤原料入らず2工場休止 密造拡大を日米欧警戒

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2007100902054933.html

中国・内モンゴル自治区などの半乾燥地帯に生育する麻黄はぜんそくやせき止めの医薬品材料だが、麻黄から抽出した「エフェドリン」は純度の高い覚せい剤の原料にもなるため、中国は製造や流通の管理を強化。
来年の北京五輪に向け規制を強めたアテネ五輪後の二〇〇四年暮れごろから、北朝鮮国内の薬物製造ラインの稼働率も低下したとされる。羅南工場の薬物製造ラインは稼働しているというが、アヘンの原料となる北朝鮮国内のケシ畑の監視状況などから、同工場の主力薬物はアヘンに変わり、覚せい剤は激減したとみられている。

日本の場合、国民性の影響もあるのか、覚せい剤がよく使われ、コカインやヘロインには、覚せい剤ほどの人気がありませんが、今後は、北朝鮮原産のヘロイン、といったものも要注意かもしれません。
海外からの覚せい剤入手が困難になると、国内で密造する、といった動きが活発になる可能性もあり、捜査機関(特に警察、麻取)としては、こういった動きからも目が離せない、というところではないかと思います。今後の薬物犯罪情勢に大きく影響する可能性があります。