陸海空自衛隊、警務隊統合へ…捜査力向上・法令順守徹底

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070822i201.htm?from=main2

海上自衛隊イージス艦情報流出事件や防衛施設庁の談合事件、自衛官らによる刑事事件などの不祥事が相次いでおり、防衛省は、警務隊の体制強化で法令順守の徹底を図ることにしている。また、同省は、9月に新設する防衛監察本部のトップとなる初代防衛監察監(準次官級)について、桜井正史・前名古屋高検検事長(62)を起用することを内定した。

警務隊、と言うと、自衛隊員の不祥事、不始末の尻ぬぐいをしている冴えない組織、という印象がありますが、上記の記事にあるように、態勢強化の必要性は大きく、今後を期待したいと思います。
桜井・新防衛監察監は、東京地検公安部長の経験もある公安畑の方で、もちろん、刑事事件全般にも精通しているので、初代防衛監察監には適任でしょう。認証官である検事長経験者としては、準次官級のポストは、やや格下にはなりますが、職務の重要性から引き受けられたのではないかと推測します。
ただ、態勢が強化され、組織が大きくなっても、国民を過度に監視したり不要な情報を収集したりして、国民の権利やプライバシー等に脅威を与えるような組織にはなってほしくないと思います。