視力の変遷

先日、新しい眼鏡を作るため、眼鏡店で視力を検査したところ、1年ほど前に検査した時に比べ、視力がアップしていることがわかりました。
振り返ってみると、高校生までは、視力が1.5から2.0あって、もちろん、眼鏡は不要でしたが、高校卒業後、次第に視力が低下してきました。これに拍車をかけたのが、司法試験受験で、早めに合格はできましたが、視力はどんどん落ち、両眼とも0.1程度になってしまいました。
司法修習中も、実務修習を実家がある広島で行って、他にすることもなく、本を読んでいる時間が長かったせいか、視力は改善されませんでした。
検事になった後は、今度は、連日、時間に迫られ追われて供述調書等の資料を読んでいて、かつ、若い頃は今よりも読書することが多く、依然として視力は改善されることはありませんでした。
検事を辞めた後、入ったのがヤフー株式会社で、今度は、連日、多数のメールを読むことになり、仕事を終えて会社を出るときには、目の疲れをどっと感じるような状態で、やはり、両眼とも0.1程度で低空飛行でした。
今年の4月以降、それなりにメールは来るので読んでいますが、ヤフーを辞め、メール数は格段に減り、おそらく、目が休まる状態が持てるようになったのではないか、と思います。受任している事件の記録を読んだり、読書したり、ということも、もちろん、していますが、目を過度に使わず適度な休息が取れている、という状態になって、そのこともあって、視力に改善が見られたのではないか、という気がしています。
ただ、視力検査の担当者の話では、「近視の人が年をとってくると、こういう経過をたどる場合が多く、次第に老眼になってくるんですよ。」とのことでしたが・・・。