長崎新市長「辞めろ」…抗議電話相次ぎ警護強化

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070501-00000085-sph-soci

敗れた横尾氏夫人が「父の愛する長崎でこんな仕打ちを受けるとは」と恨み節で絶叫するシーンも見られるなど、遺恨を残す結果となった。
開票結果でも亡くなった「伊藤一長」と書かれたものなど無効票が1万票を超えるという混乱ぶり。当初から「選挙制度はおかしい」という抗議電話が市選管に殺到していたが、田上氏個人を特定して攻撃する内容が目立つようになり、市は警察に相談せざるを得なくなった。

期日前投票分が、伊藤前市長の死去により「死票」となり、おそらく、その中の相当数が、再投票可能であれば横尾候補へ流れた可能性が高いと思われますから、選挙制度によっては違った結果が出たでしょう。そういった不安定なところへ、上記のような「こんな仕打ちを受けるとは」発言もあったことから、一部に不穏な動きが出ているのではないかと思います。ご遺族の心痛には同情しますが、選挙という制度の結果を、「仕打ち」などと見当違いな言葉で攻撃したあの発言は、悪い効果しか生まない不適切な発言であったと言うしかありません。横尾候補夫人は、両脇を支えられなければ歩けないほど憔悴した状態の中であの発言に及んでおり、周囲の人々も、あのような状態で人前でしゃべらせないように配慮するなど、何らかの対応をすべきであったと思います(もう遅いのですが)。
当面は、警備を強化しつつ、「遺恨」を乗り越え、争い事は4年後の選挙で正々堂々と行う、という方向で進めるべきでしょう。