全国の検事長が緊急会議・5日に

http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20070403AT1G0203N02042007.html

法務・検察当局は、鹿児島県の選挙違反事件や女性3人が殺害された佐賀県の「北方事件」など無罪判決が続いたことを受け、5日に全国8高検の検事長を集めて「検事長会同」を開催する。被疑者の供述内容を含めた証拠の慎重な検討や警察との連携強化を改めて徹底する。

検事長会同を緊急で開催するというのは、かなり珍しいことではないかと思います。それだけ危機感があるということでしょう。
「被疑者の供述内容を含めた証拠の慎重な検討」にしても、「警察との連携強化」にしても、わざわざ検事長を緊急に集めて話し合うまでもない、当たり前のことですが、そういった当たり前のことができなくなっているという危機感もあるのかもしれません。
私と同期で検察庁に入った人々は、現在、中小の地検の次席検事クラスになっている人が多くなっていますが、自分自身、あのまま検察庁にいたら、相当に苦労していただろうな、と思い、送別会もお花もなく、寒々とした状態の中、寂しく(?)検察の世界を去ったことは、自分自身にとってはむしろ良かった、と思うこの頃です。