踏み字」の背景論議 志布志でシンポジウム 鹿県議選買収

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原告で、肉親の名前などを書いた紙を取調官に踏まされた同市のホテル経営川畑幸夫さん(61)は、約3年に及んだ裁判を振り返り、「みなさんの支えがあったから頑張れた」とあいさつした。

従来の自白の任意性に関する議論では、暴力とか利益誘導などはかなり問題になってきていますが、この種の「人格権侵害」については、あまり問題になってきていないのではないか、という印象があります。しかし、従来以上に今後は、取り調べ対象者の人格権を侵害するような態様の取り調べは許されない、とされる傾向が、ますます強くなると思われ、そのあたりの感覚が欠如していたり不十分な取調官は、早急に考え方を改める必要があるでしょう。