ドア開いたまま昇降 プログラムミスが原因

http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20060617/mng_____sya_____004.shtml

同社はこれまで、浦安市のエレベーターなどについて一九九六−九七年に据え付けたとしていたが、この日の会見では、いずれも九一−九三年に据え付けたと修正。九三年に社内でプログラムミスが発覚したという。
このため、対象となる計四十九基を正常なプログラムに交換したが、問題の九基のうち六基はその後の改修工事時に交換前のプログラムが誤って使われ、三基は交換対象から漏れていたという。プログラムは同社が国内でつくり、国内だけで使っていたとしている。
この九基では、ドアが閉まった後〇・二五秒以内に利用者がドアを開けるボタンを押すと、ドアが再び開き、そのままエレベーターが昇降するという。死亡事故のあった港区のエレベーターや、据え付け直後に同種の問題が起きた広島市のエレベーターは異なるプログラムだとしている。

死者が出た港区のエレベータは別のプログラムだった、と説明しているようですが、今後、刑事事件と立件され、製造会社やその関係者の刑事責任が追及されることになれば、検察官の冒頭陳述や論告などで、「ずさんな社内体制の実態」として、厳しく指摘される可能性はありそうです。
こういったプログラムの問題がわかっていながら、「誤って」改善前のプログラムをそのまま使用したり、交換対象から「漏らして」いるような事実があれば、かなり問題でしょう。