児童ポルノ法違反:日赤に200万円寄付し猶予判決

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050805k0000m040165000c.html

このニュースの表題や内容を見ると、「200万円寄付したので、つかないはずの執行猶予がついた」かのようですが、裁判所における量刑は、毎日新聞の記者の頭の中ほど単純ではないし、こういった報道が安易に行われると、この種の寄付を受けたほうも迷惑ではないか(今後、寄付が受け取りにくくなったりする恐れもある)と危惧されますね。
刑事事件の中で行われる寄付というものは、いろいろな思惑から行われますが、日赤のようなところに寄付されたお金は、確実に世のため人のために使われることになるはずですし、裁判所も、寄付(他には法律扶助協会に対する贖罪寄付など)を過大に評価するのではなく他の情状の中で相応に考慮するものなので、今後とも、こういった寄付はあって良いと思います。