http://www.zakzak.co.jp/gei/2005_07/g2005072908.html
私も、この忙しいのに、巨人戦を見ている暇はないので、全然見ないですね。
結局、巨人を強くし、一人勝ちさせて、全国民に「強い巨人」を見せつけながら野球人気を維持しようという路線が、完全に破綻しているということでしょう。野球に対する見方が浅い人が多ければ、「今日も巨人が勝った」などと無邪気に喜びながら、巨人戦を見て、読売新聞や報知新聞を読んで、という流れに乗ってくれると思いますが、野球に対する目が肥え、メジャーリーグにも人々の目が向きテレビでも本場のレベルの高い野球を見ることができる、という状況になると、現状の日本の野球が、底の浅い、つまらないものに見えるのは必然だろうと思います。巨人人気に依存しようとする以上、これだけ巨人が勝てないと、ますます人気は落ちて行くでしょう。
打開策としては、各チームの戦力を均衡化して、レベルの高い野球を見せながら、熾烈な戦いを展開する、という、野球本来の魅力を全面に押し出したプロ野球にするしかないでしょう。今のままでは、野球以外のスポーツへ興味がどんどん移って行き、野球人気自体が、かつての社会党のように、長期低落の道を歩むことになります。
