首相『逃げるとは何事か』閣僚懇で異例の苦言

http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20050222/eve_____sya_____006.shtml

 同事件では、バットで暴れる男に警官がひるみ、パトカーを奪われそうになった。首相は「テレビ放送で、警官が犯人に追われて逃げるような場面を見た。よく状況を精査し、注意するように」と指示。村田吉隆国家公安委員長は「指摘のような点があればおわびしたい。よく調査したい」と釈明した。

私は、この場面を見ていないので、警察官の行動が妥当だったかどうかは、何とも言えませんが、犯人に向かって行くだけが警察官の仕事ではないと思うので、具体的状況の中で、戦略的・戦術的に、一時「撤退」することは、あっても良いと思います。
ただ、市民が犠牲になろうとしたり、あるいは、犠牲になっている時に、我が身を守るために逃げているような警察官は、警察官としての資質に欠けると言うしかないでしょう。
小泉首相は、個々の警察官の行動を批判しようとしていると言うよりも、国民の生命、身体、財産を守る警察官の職責の重要性を指摘したいのではないかと感じました。