新任検事辞令交付式における南野法務大臣訓示

法務省のサイトの中にありました。

 皆さんは,1年6か月間にわたる司法修習を終え,本日,検事として力強くその第一歩を踏み出されました。これは,皆さんの日ごろの研さんと努力のほか,周囲の方々の御理解と御尽力のたまものであり,心からお祝いを申し上げます。
 申し上げるまでもなく,検察は,法秩序の維持と社会正義の実現を使命としていますが,近時,我が国の経済秩序や社会の公正への信頼を揺るがす大規模な財政経済事犯や市民生活を脅かす各種の凶悪犯罪等が後を絶たないことから,検察に寄せる国民の期待は,従来にもまして大きくなっています。
 このような厳しい情勢の中で,新進気鋭の皆さんが,意欲と情熱をもって,進んで検察の道を選ばれたことは,誠に喜ばしく,また,心強いことであり,私は,法務省を代表して心から皆さんを歓迎したいと思います。
 皆さんは,検察の責務の重大性を深く自覚し,今後一層研さんを重ねて,優れた実務能力と豊かな良識を身につけるとともに,変転する社会情勢を的確に洞察し得る広い視野と高い識見を養うよう,心掛けていただきたいと思います。
 私は,皆さんが検察の伝統である厳正公平,不偏不党の立場を堅持して職責を果たされ,真に公益の代表者として,国民から信頼される立派な検事に大成されるよう願っております。
 本日の輝かしい門出に当たり,皆さんの御健康と今後の御活躍をお祈りし,私の訓示といたします。
(以 上)

ほんの少し変えて、
法務大臣におかれましても、法務大臣の責務の重大性を深く自覚し,今後一層研さんを重ねて,優れた実務能力と豊かな良識を身につけるとともに,変転する社会情勢を的確に洞察し得る広い視野と高い識見を養うよう,心掛けていただきたいと思います。」
とすると、法務大臣への「贈る言葉」ができてしまいました。