スマホから勝手に情報流出=100万件以上か、特定アプリで

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012041400157

アプリを実行すると動画が再生される一方、スマホ内の電話帳に登録された電話番号やメールアドレスなどの情報が、勝手に外部のサーバーに送信される設定になっていた。

昨年、刑法で不正指令電磁的記録に関する罪(いわゆるウイルス罪)が新設され、それについては、

http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20110907

で解説めいたコメントをしたことがありますが、上記のアプリについては、「使用者の意図に沿うべき動作をさせず、又はその意図に反する動作をさせるべき不正な指令を与える」ものである可能性が極めて高いと言えるでしょう。同罪の中の、作成罪のほか、関与形態により提供、供用罪に該当するのではないかと思います。
こうした手法で、ゲーム関係のアプリを装い、膨大な個人情報を根こそぎ持って行ってしまうようなことが、スマートフォンが広く利用されるようになったことで、現実に可能になっていることは深刻な脅威と言え、特に、違法、不当な内容のアプリが簡単に出回りやすいAndroidの分野では、当面、個々の利用者が注意を払うしかないでしょう。とは言え、それで防止しきれるものでもなく、不安な人はAndroidスマートフォンは使わず、アプリに対するアップルによる審査でそういったリスクが小さく、低く抑えられているiPhoneを利用するのが、実行しやすい自衛策にはなると思います。

2012年04月15日のツイート

キンドル日本版「年内に発表する」 アマゾンCEO

http://www.asahi.com/business/update/0413/TKY201204130537.html

ベゾスCEOは「紙の本の事業も順調であり、電子はあくまでも選択肢の一つとして提供していきたい。紙も電子も両方とも提供していくので読者に電子を押しつけるつもりはないが、今年の動きを楽しみにしていてほしい」と語った。

漏れ聞こえてくる情報では、日本ではいろいろともめているようですが、大々的にスタートするのは諦め、できるところから、ひっそりとでもスタートしよう、ということなのでしょうか。
私は、新iPad購入により、それまで以上に、新聞、雑誌をiPadで読むようになり、その便利さに、一種の陶酔状態になっています。いつでも、どこでも、iPadがあれば手軽に、気軽に文字情報に接することができる利便性には大きなものがあり、キンドルにより電子書籍が読めるようになれば、最初はこじんまりとしたスタートであっても、一気に広がって行く可能性が高いでしょう。まずは早くスタートするべきで、今後のアマゾンの動きには注目する必要があると思いました。