第2の埼玉・鳥取不審死が見過ごされる…解剖医、深刻な不足状態

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100102-00000560-san-soci

日本法医学会が平成21年秋、法医学教室を持つ80大学を対象に実施したアンケート調査では、大学1校あたりの解剖医は1.84人。昭和59年当時の2.57人と比較すると25年間で約3割減。現在は全国で百数十人しかいないとみられ、解剖医の負担は重くなってきてる。

私が検察庁にいた当時は、司法解剖に何回も立ち会ったほか、大学の法医学の先生に教えを請う機会はかなりあって、随分とお世話になったものです。地味で、人気は出にくい学問ではありますが、社会にとっての必要性、重要性が大きく、意識して積極的に人材をスカウトし養成しなければ、刑事司法制度が危機に瀕すると言っても過言ではないでしょう。
お金をかければ良いという問題ではありませんが、やはり、必要な予算はつけないと人が集まらないのも事実で、どこが動くべきかと言えば、やはり、まずは法務省が動くべき問題ではないかと思います。

小沢氏関連団体 数カ月で15億円出入金

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2010010102000077.html

関係者によると、フォーラム21の担当者は〇四年十月、銀行口座を新たに開設。億単位の資金が同月中にそれまであった口座や新規口座に分散して現金で入金された。しかし、口座に入った計約十五億円は、その後の数カ月間に複数回に分けて現金で出金されたという。
入金直後の同年十一月一日には紙幣のデザイン変更があり、一万円札は角度によって見える像が変わるホログラムが新たに採用された。特捜部は、いずれかに現金で保管されていた資金を新札に切り替えるためにいったん口座に入金した可能性もあるとみている。

この記事にあることの真偽は、私のような市井の片隅で生きるしがない弁護士の知るところではありませんが、「特捜部は、・・・みている。」といった記事の背景には、特捜部によるリーク、意図的な世論操作が存在している疑いがあり、そういったことを行いつつ狙っているものは何かと言えば、小沢幹事長の金脈問題を徹底的に暴くことではないかという印象を強く受けるものがありますね。
お金というものに色はついていないので、出とか入りとかを追って行っても、最後の詰めの部分では供述に依存するしかない、ということに、どうしてもならざるをえない側面があります。かつてのゼネコン汚職で、特捜部に首根っこを押さえられたゼネコン側の供述で事件が組み立てられて行った際と酷似する構図が、徐々に形成されつつあるような気がします。特捜部は、小沢幹事長の秘書の事件も通じ、資金の拠出者側の首根っこを押さえ、お得意のストーリー作りで徐々に絵を描いてきた可能性が高く、大幅な人事異動がある今年3月までに、何とか、宿敵の本丸に切り込みたい、あわよくば大将の首を取って高らかに凱歌を揚げたい、ということで、精力的に動いている可能性が高そうです。
こういった動きと、年末で妙にあっさりと、首相や大金持ちのお母さんについては上申書程度でお茶を濁して終わった事件を併せ考えると、特捜部の真の狙いはどこにあるか、何のためにあっさりとお茶を濁す程度で終わったのか、ということについて、何となく、ぼーっとした感じですが、見えてくるものがあるような気もします。