「市場と法 いま何が起きているのか」

市場と法

市場と法

日経BP社のご好意で、1冊いただきました。ありがとうございました。>日経BP社
三宅記者には、先日、取材を受け、日経紙上で、「ブログ著名人」と紹介してもらいました。その記事も、この本の中に組み入れられていました。

http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20070521#1179703072

それはともかく、最初のほうを読んでいるところですが、村上ファンド事件、ライブドア事件について生々しい描写が続き、思わず引き込まれるようなおもしろさを感じます。人々の経済活動も、そういった活動を規制する法も、いろいろな意味で大きな転換点に来ているのが今ではないか、と思いますが、その「今」の実像、今後のあるべき姿、といったことを見て、考えて、予測する上で、刺激になり、また参考になる1冊、という印象を受けます。
今後、10年、20年、30年が経過した後に、改めてこの本を読んで、あの時はこのようなことが起き、このようなことが議論されたり考えられていたんだな、と振り返る日が楽しみ、という気もします。

「著作権法」(中山信弘)

著作権法

著作権法

早速、購入して、少しずつ読み進めようとしているところです。文章がこなれた感じで読みやすく、また、分量的にも充実していて(本文で523ページ)、この分野の大家によるものだけに、今後、広く読まれ多大な影響力を及ぼして行くことは間違いないでしょう。
早めに通読し、座右の書にしたいと思っています。

検察官の処分、必要ない=富山冤罪事件で政府答弁書

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2007101900288

その理由については「国家公務員法に規定する懲戒処分に該当する事由はなかった」としている。

無実の人を人違いで起訴して有罪にしてしまうというのは、明白な「職務を怠った場合」に該当すると思いますけどね。通常の公務員とは異なり、刑事司法に携わる公務員の「犯人性」に関する職務は、結果責任で考え、このような重大な過誤を犯してしまった場合は、職務怠慢と評価すべきでしょう。
江戸時代までの武士なら、即、切腹もので、現代では切腹して命を捨てる必要はないものの、その職を辞して潔く責任を取る、ということはすべきです。
辞めた後だから言うわけではありませんが、私が起訴した検察官、有罪判決を宣告した裁判官であれば、責任を取り辞職すると思います。担当検察官や担当裁判官が辞職した、という話を聞かず、今でもどこかでその職にしがみついていると思われますが、恥を知れ、と言ってやりたい気がします。

「赤坂宿舎の衆参共有を」公明代表が提案、自民若手も要望

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20071020i414.htm?from=navr

今年4月に入居を開始した衆院赤坂議員宿舎は、約9万2000円の家賃が「格安だ」と世論の批判を受けたため、入居を避ける議員が相次ぎ、全300戸のうち約100戸が空室になっている。参院の新宿舎(戸数80戸)は、周辺住民が環境保全を理由に建設反対運動を展開し、未着工のままだ。衆院赤坂宿舎の空室に参院議員の入居を認めれば、当面、清水谷宿舎の建て替えを急ぐ必要がなくなると見られる。

議員宿舎の在り方を、長期的にどのようにすべきかは、引き続き検討の必要がありますが、当面、上記のように共用することで無駄をなくし有効活用することは、断固として実行すべきでしょう。
国会議員だけでなく、中央省庁の次官、局長クラスの公務員も含め、住める宿舎を建設し、一時・短期使用とか、出張で来た外国公務員の宿泊等にも対応できるようにして、無駄がないように適切に管理する、というのも、一つの方法のように思います。