日本株「4万円突破」なるか? 吉と出るか凶と出るか、ヤマ場は6月...「米国頼み」が日本の課題/第一生命経済研究所 首席エコノミスト・熊野英生さん解説

日本株「4万円突破」なるか? 吉と出るか凶と出るか、ヤマ場は6月...「米国頼み」が日本の課題/第一生命経済研究所 首席エコノミスト・熊野英生さん解説(J-CASTニュース) - Yahoo!ニュース

熊野英生さん その気持ち、よくわかります。日本銀行の調査によると、株式・投信を行なっている人は、日本の人口のわずか15%程度ですから。      

米国次第、他力本願の日本株上昇は、日本の現実だけをみると、明らかに過大評価です。私は、賃上げももちろん大事ですが、企業はもっと人間そのものにおカネをかけるべきだと思っています。   

平成バブル当時、私は20代半ばの若者で、公務員でしたから、バブルの恩恵は何も受けませんでしたが、世間の異常な熱狂は今でも思い出されます。そして、その後のバブル崩壊、様々な人や組織の運命が暗転していった様子も、今なお印象深いものがあります。

経済には素人なので、現状の株価上昇をどう評価すべきかはよくわかりませんが、日本経済自体が冴えない中、この状態がいつまで続くのか、懐疑的な気持ちになります。バブルの渦中にいる人々は、それがバブルであるとはわからないようであり、バブルが崩壊した後に、初めてあれがバブルだったとわかるもののようですから、今の状態が何かは、バブルかどうかも含め、後になってわかるのでしょう。

熱狂に追随するだけでなく、冷静に見ていくことも必要な気がします。