廉価版ではない? アップルが「iPhone SE」を続ける理由

廉価版ではない? アップルが「iPhone SE」を続ける理由:本田雅一の時事想々(1/3 ページ) - ITmedia ビジネスオンライン

 これまでホームボタンを有するTouch ID搭載のiPhoneを愛用してきたユーザーにとって、慣れ親しんだ使い勝手の端末を、ほぼそのまま最新のシステムに移行できるSEの位置付けは、買い替えやすい受け皿といえる。

 一方、アップルにとっては、端末の買い替えサイクルが長くなってきている中、保守的なユーザーを“新しいiPhoneの世界”に誘う端末だ。

 最新SoCを搭載することで、新しいiOSが持つ機能をほぼフルに活用でき、カメラの機能や画質、機械学習を応用したさまざまなアプリ、あるいは機能も使えるようにできる。そして今後、数年間にわたって最新iOSへのアップデートも提供できる。

私は、以前のモデルのSEを持っていたこともあり、手軽に、軽快に使える点に今でも好感を持っています。ただ、現在はiPhone13Proを使っていて、MaxやProで使い継いでいて、最近はSEに縁がなくなっています。

感じるのは、Proを使っていても、その機能をどこまで活用しているかは、自分としては疑問もあり、カメラ機能もそこそこで良いといった割り切りができるなら、SEをお得に長めに使うのは賢い選択だろうということです。今回の新型は、記事もあるように、様々な点で刷新されていて、出たばかりの時期に導入して使い倒すのは賢い選択でしょう。

iPhoneもかつてより選択肢が広がっていて、それだけに、自分の予算や使い方に合った、最適な1台を選ぶ「目利き」が重要になっているということでしょう。